
なかなか新しいティアラ画像が揃わないので、アイキャッチで昔作ったものを参考に載せていくことにします。このティアラデザインは一番人気ですね。
商品番号:A-041
Aタイプ(ダイヤレーン・フラットバック)カラーはフェーングリーンその他だったかな。
自分のサイトを見直す作業をしていると、ついでにネットをうろうろする時間も長くなっていろんなものが目に入ってきます。
特に同業ティアラ屋さんのティアラ画像やコスプレ用と思われるヘッドドレスのあれこれはサムネイルがちらっとでも見えてしまうと、元画像を見に行かずにはおれない!
(私が魚でティアラ画像が餌なら、入れ食いでホイホイ吊り上げられてる感じ 爆)

私は母親になってからモノ作りをするようになったので、バレエにしてもハンドメイド技術にしても人から教えてもらったものは大して多くない。
つまり少しずつ入ってくる情報に自分の考えを加えた殆ど自己流なので、未だに情報に揺さぶられやすいというところがあります。
オリジナルが唯一の売り、といっていい。
他者のデザイン模倣で稼ぐということだけはしてはいけないと思いながらも
見てしまえば自分もやってみたい!試してみたい!という気持ちがどうしてもすぐ湧き上がってきてしまう。
というわけで「しかるべきお代をいただいてティアラを作ろう」と思い始めた頃から、なるべく他の方のティアラを見ないようにしていたのだけれど(→それ故にスランプに陥ったのでもあるわけだけど)
でも、なんというか、、意欲が低迷していてほぼ休眠状態だったこの数年の間にサイトの数も、コンテンツの種類すごく変化したんだなぁって、、見ずにはおれないんですよね。。💧
そして見ていると、以前と違って「これなら私も作れるけどな。。。」という思いが湧き上がってきて、複雑な気持ちになるのです。
誤解を与えたらいけないので先に断っておきますが、「作れる」というのはあくまでも技術的な話です。
コロンブスの卵の話じゃないけど、人がやったことを見た後なら技術があれば再現自体は簡単なことは多い。
・・・簡単そうに見えるからつい「再現してみたい」という衝動が起きてしまう、という方が正確かも。(><;
ただ、今回書きたいのは真似の話じゃなくて、「作れるけどな。。。」の“けど”の部分について。
何故、作れると思いながら作れないのか。
それは、ロウ付けという方法にこだわっているから。
ロウ付けにこだわるために作ることができるはずのものが作れない、と思い知らされるのです。
ロウ付けは素材が高温になるから手で丁度いい位置に固定するわけにはいきません。
耐火煉瓦の上にパーツを置き、あるいはピンセットでつまんで繋ぎたいもの同士をくっつけた状態で固定して付けていくのですが、これがなかなか難しい。
(ただ単につなげておいてるだけだと炎の勢いでパーツが吹き飛ばされたり、ロウが流れる瞬間にずれたりするので、動かないようにする必要があるのです)
彫金教室に行ってた時、付けたいパーツをピンセットでつまんで(要するにパーツを置かずに持ち上げた状態で)つける場所にあてながら炎を当てるのだけれど、どうしてもそれができなかったんですよね。

ティアラを作ることができれば十分と思ってたのでその時はとりあえず何とか課題をこなすことに集中したけれど、この「パーツを浮かせた状態で固定する」というのが難しいからこそ、普通のワイヤークラフトや軽銀細工なら作れるであろう物が作れない。
作れたとしても相当神経も時間も使う。割に合わない。
手の震えってのが何なのか(もちろん彫金教室の先生は見事にあっさりと固定されてた)緊張なのか、それとも何か原因があるのか、単に練習不足なのか分からないけれど、この色々なネット上の作品を見てると、もっと作れるものの幅を広げたいなぁと思うのに、…できない。とジレンマに陥るのでした。
ネットの素敵な作品たち、見ていたい。でも見ていると辛み!(T^T)
いっそロウ付けにこだわるのをやめて、作品によっては技法を変えようか?なんて思うけど、それだとまたそういう作品の見本をたくさん用意しなければならないってことだよね?
ティアラでさえ画像用意できてないのにね?爆
気持ちはあっても現実に仕事と言えるほどのものにするためにはハードルが高すぎ~~!! 。゚(゚´Д`゚)゜。
よそ見しないで、依頼をいただいていることに感謝してまずは今やらなくてはいけない仕事を一つ一つ丁寧に仕上げていこうと思います。
そうしているうちに、いつしか無理だと思ってたことができるようになってると、いいな。
今日もよろしければ応援下さい。
にほんブログ村
人気ブログランキング