ワイヤーで作るティアラ講座をなんとか4月中には始めたいと思ってるんですが、
段々講座の形がまとまってくる中で、
多分ティアラを選ぶ時にお客様が迷うことであろうと思うことを
直球で考えてみたいと思います。
なかなかアブないタイトルなので、誤解がないように最初に書いておきますが、
全ての人、すべての演目に共通していいティアラとか悪いティアラとかがあるわけじゃないです。 これは断言できると思います。
どうしてもと言うならば頭に入らないとか大きすぎるとか明らかにサイズのあわないティアラは確かに悪いティアラですが。。
この場合もつけ方によってはティアラとしてはイマイチでも、小さいものはシニョンにそわせる、大きなものは後方に倒して高さが出ないように着ける、荒業では半分にぶった切ってサイド飾りとして使うなど
使い方によって問題なく使えたりすることもあるので、
買ったり作ったりしたティアラが目的に沿わないからと即失敗作、と決めつけることはないです。
ということで早速本題。
先程も書きましたように、ティアラ単体で見るならば
使い方とかつけ方、役柄などによって何かしら使えますので
失敗ティアラというのはそれほどないのではと思うのですが、
通常ティアラを選ぶ場面というのは
踊る人・演目・衣裳・舞台等が決まっていることが殆どではないかと思います。
教室などでしたら、いくつか手持ちがあって、実際に試し付けをしながらその中から
一番合うと思うものを選べると思うのですが、個人でお買い求めになる場合は本当に難しいと思います。
まず一番に好きなデザインであるということはできればそうであってほしいのですが
私はデザインが一番とは思っていません。
デザインが気に入っても合わない。。。残念ながらそういうことは良くあることだからです。
(ここからは少々辛口が入りますので気分を害される方もおられるかもしれませんが、お許しください)
バレエというのはスポーツではなく、芸術ですから、美を要求されます。
何を持って美となすかというのはまた深い話ですので、割愛しますが
少なくともバレエにおいては鍛え上げられた美しい肢体というのは
細く、と言っても薄くなく手足、首もすらりと長く、何と言っても小顔がよろしい。。。です。
もう容姿というのは努力ではどうにもならないものもあるので、
私としてもできれば避けて通りたい話題ではありますが(--;
しかし、よほど抜きんでたテクニックがあるのでもない限り、
容姿の良さというのは無視できない要素であります。。。(本当にシビアな世界で(汗))
モダンバレエはその鍛え上げられた体の線を強調するために
わざと装飾を極限に省くのだという話を聞いたことがありますが
それに関してはすみません、あまり勉強していないのでここでは触れません。
モダンではない、古典の衣裳についてのみの話となりますが、
衣裳というのはその容姿を補完するものであるべきだと私は考えています。
豪華な装飾もより美しく見せるものでなければ、かえって弱い部分の強調となりかねず
ご本人のいないところでの作成は本当に不可能ともいえる作業だと思います。
(衣裳だと必ずぴったり合わせるために補正をするでしょう?)
ティアラもしかり、だと思うのです。
ティアラこそ、本当は一番目立つ頭を飾る物ですから必ず数種類のデザインで
フィッティングが必要なのではと思うのですが、
残念ながらコスパの問題やティアラに関する情報が少ないこともあり、
そこまでできていないことが殆どなのでは。。。と思います。
私自身このように書きながら、どれほどのことを自分が分かっているだろうか?と思いますもの!!
(それが交流型ティアラ講座をやろう!と思った発端なんですけれどね)
けれど、難しい難しいと言っても、なんとか選ばなければならないとする。
まずは自分の頭の形がどんなタイプになるのか認識してください。
実は頭の大きさもですが、頭の形で似合うティアラ、似合わないティアラがはっきり分かれます。
私もまとめてみようと思った時もあったのですが、自分の乏しい経験に自信が無くてさまよっていた時に
Ballet Attic's Propさんの素晴らしいサイトに出会い、これを参考にするようお勧めさせていただいています。
こちらです→役立ちInformation (evlfewさんは同じFC2ブログということがご縁になってやり取りさせていただいていますが、
作品といい、見識といい、お人柄といい、お友達というよりは間違いなく私のティアラの素敵なお師匠様です)
これを見ていても分かるのですが、カチューシャタイプというのは意外に難しいです。
プロの方がしているのを見るとと本当に華やかで美しいですが、
顔の横の方まで装飾があるということはまさに顔の輪郭を強調し
なおかつティアラの分だけ頭が大きくなるということ。
そして、かなり豪華になるのでそれに合わせる衣裳もゴージャスになる。
そこで、カチューシャタイプのティアラを選ぶ場合は衣裳と合わせてぜひ試着していただきたいと思います
(なんでもそうなんですけどね)
・顔のラインにあっているか
・大きすぎないか・高さがありすぎないか
・装飾が多すぎないか(大きいストーンがたくさんついているとキラキラ度が上がるので、ストーンの量も多ければいいというわけではないと思います)
・頭のラインにあっているか 等。
特に最後の頭のラインは、ビーズやコードのティアラでは比較的融通が利くようですが、残念ながら私の作品はそれほど可動域が大きくないので頭の形に合わない場合が結構あります。
この作品はトルミさんに合わせて作っているので、トルミさんには非常に良く合っているのですが
実際につけていただくと、頭の形に合わない作品の一例です。
前下がりが固定されているために、更に頭の形に合わせることができないのです。
(そういう意味では前さがり、サイドパーツは別付けになっている方が望ましいです)
カチューシャのカーブのラインも頭の形によってかなり違いがあるため、
カチューシャタイプのティアラを販売する前に、採寸してもらうようにするかとかちょっと悩み中です。。
(あ、これはEstherの話(^^;ゞ)
ビーズやコードのティアラでしたらこれほどは合わない!ということもないでしょうが、
やはりカチューシャのラインに合わせてティアラを作っていると思いますので、ベース型などきれいな弧を描かないお顔立ちの方は避けた方が良いかもしれないなぁとは思います。。。
もう一つ難しいなぁと思うのが、クラウン。
高さが低くて幅が広いクラウンなら比較的合わせやすいかと思うのですが、高さがあって煙突(?)のような
タイプのは結構難しいと思う。。
(白鳥にありがちですが、あれは羽根飾りとセットになっていることが多いのでまた違ってくるかと)
そう、何に使うか、、、にもよるんですが。。。
軽銀細工の勉強をしている時に、キットで作った物です。
変。。。とまではいかないんですが、結局これを着けれそうな子がいそうになかったため、
デコせずじまいの作品なのです。
なにせ高さが一番高いところで6.5㎝、トルミさんの顔長の1/3もある
(言い換えれば、頭の大きさが3割増し!(><))
役柄によっては出番もあるかもしれませんが。。。
このティアラは、商品写真だけ見て選んだのですが、
そういう意味でこれは私にとって、「デザインで選んだ失敗例」だったと思っています(--;
(何度も言うように、ティアラそのものがダメというわけではないですよ。
自分の使用目的にかなわないティアラを選んでしまったという意味での「失敗」です)
他にも写真ではよくても実際に付けてみると「合わない」と思うことがあり、
残念なことに実際の舞台でも「…(TT)」と思うものをお見かけすることが少なくないのでorz
何故そうなのか、もっともっと研究して詳しく説明してみたいところなのですが。。。
まぁこれは「私」の主観やセンス、というものも多分にあり、
それは全ての人に共通しているわけではないので、ルール、明文化するのはとても難しい。
ただ、Estherのティアラを素敵!と思って下さって、トルミさん達の着用画像を見て
「こんな感じのティアラをつけたい!」と思って下さる方には
イメージ通りの着用ができるようにお手伝いしたいと思っております。
今のところは試着、返品OK(送料はいただきますが)
カチューシャに関してはまだ試案中ですが頭のラインの型とっていただこうかなぁと。。。
(採寸も難しいですからね)
本当に納得いただけるティアラをお届けするための工夫も、色々考えていきたいと思いますので
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昨日はどちび君の初家庭訪問。
先生がいらっしゃるということで、慌てて片付けてたら色々作りたい物が。。。
(現実逃避ですハイ)
なんとかいろんなものをあっちにこっちに押し込んで、さぁそろそろ来られる頃!
スリッパを出そうと思ったら。
スリッパが1つしかないorz勿論1足に満たないという意味
犯人は・・・・!!!凸(゜Д゜#)
(→もちろん犯人は一人しかいません。そしてその一人は自分でもどこにやったかきっと忘れてる(爆))
お姉ちゃん達の参観日もあるからスリッパ買いに行こう。。。orz
段々講座の形がまとまってくる中で、
多分ティアラを選ぶ時にお客様が迷うことであろうと思うことを
直球で考えてみたいと思います。
なかなかアブないタイトルなので、誤解がないように最初に書いておきますが、
全ての人、すべての演目に共通していいティアラとか悪いティアラとかがあるわけじゃないです。 これは断言できると思います。
どうしてもと言うならば頭に入らないとか大きすぎるとか明らかにサイズのあわないティアラは確かに悪いティアラですが。。
この場合もつけ方によってはティアラとしてはイマイチでも、小さいものはシニョンにそわせる、大きなものは後方に倒して高さが出ないように着ける、荒業では半分にぶった切ってサイド飾りとして使うなど
使い方によって問題なく使えたりすることもあるので、
買ったり作ったりしたティアラが目的に沿わないからと即失敗作、と決めつけることはないです。
ということで早速本題。
先程も書きましたように、ティアラ単体で見るならば
使い方とかつけ方、役柄などによって何かしら使えますので
失敗ティアラというのはそれほどないのではと思うのですが、
通常ティアラを選ぶ場面というのは
踊る人・演目・衣裳・舞台等が決まっていることが殆どではないかと思います。
教室などでしたら、いくつか手持ちがあって、実際に試し付けをしながらその中から
一番合うと思うものを選べると思うのですが、個人でお買い求めになる場合は本当に難しいと思います。
まず一番に好きなデザインであるということはできればそうであってほしいのですが
私はデザインが一番とは思っていません。
デザインが気に入っても合わない。。。残念ながらそういうことは良くあることだからです。
(ここからは少々辛口が入りますので気分を害される方もおられるかもしれませんが、お許しください)
バレエというのはスポーツではなく、芸術ですから、美を要求されます。
何を持って美となすかというのはまた深い話ですので、割愛しますが
少なくともバレエにおいては鍛え上げられた美しい肢体というのは
細く、と言っても薄くなく手足、首もすらりと長く、何と言っても小顔がよろしい。。。です。
もう容姿というのは努力ではどうにもならないものもあるので、
私としてもできれば避けて通りたい話題ではありますが(--;
しかし、よほど抜きんでたテクニックがあるのでもない限り、
容姿の良さというのは無視できない要素であります。。。(本当にシビアな世界で(汗))
モダンバレエはその鍛え上げられた体の線を強調するために
わざと装飾を極限に省くのだという話を聞いたことがありますが
それに関してはすみません、あまり勉強していないのでここでは触れません。
モダンではない、古典の衣裳についてのみの話となりますが、
衣裳というのはその容姿を補完するものであるべきだと私は考えています。
豪華な装飾もより美しく見せるものでなければ、かえって弱い部分の強調となりかねず
ご本人のいないところでの作成は本当に不可能ともいえる作業だと思います。
(衣裳だと必ずぴったり合わせるために補正をするでしょう?)
ティアラもしかり、だと思うのです。
ティアラこそ、本当は一番目立つ頭を飾る物ですから必ず数種類のデザインで
フィッティングが必要なのではと思うのですが、
残念ながらコスパの問題やティアラに関する情報が少ないこともあり、
そこまでできていないことが殆どなのでは。。。と思います。
私自身このように書きながら、どれほどのことを自分が分かっているだろうか?と思いますもの!!
(それが交流型ティアラ講座をやろう!と思った発端なんですけれどね)
けれど、難しい難しいと言っても、なんとか選ばなければならないとする。
まずは自分の頭の形がどんなタイプになるのか認識してください。
実は頭の大きさもですが、頭の形で似合うティアラ、似合わないティアラがはっきり分かれます。
私もまとめてみようと思った時もあったのですが、自分の乏しい経験に自信が無くてさまよっていた時に
Ballet Attic's Propさんの素晴らしいサイトに出会い、これを参考にするようお勧めさせていただいています。
こちらです→役立ちInformation (evlfewさんは同じFC2ブログということがご縁になってやり取りさせていただいていますが、
作品といい、見識といい、お人柄といい、お友達というよりは間違いなく私のティアラの素敵なお師匠様です)
これを見ていても分かるのですが、カチューシャタイプというのは意外に難しいです。
プロの方がしているのを見るとと本当に華やかで美しいですが、
顔の横の方まで装飾があるということはまさに顔の輪郭を強調し
なおかつティアラの分だけ頭が大きくなるということ。
そして、かなり豪華になるのでそれに合わせる衣裳もゴージャスになる。
そこで、カチューシャタイプのティアラを選ぶ場合は衣裳と合わせてぜひ試着していただきたいと思います
(なんでもそうなんですけどね)
・顔のラインにあっているか
・大きすぎないか・高さがありすぎないか
・装飾が多すぎないか(大きいストーンがたくさんついているとキラキラ度が上がるので、ストーンの量も多ければいいというわけではないと思います)
・頭のラインにあっているか 等。
特に最後の頭のラインは、ビーズやコードのティアラでは比較的融通が利くようですが、残念ながら私の作品はそれほど可動域が大きくないので頭の形に合わない場合が結構あります。

実際につけていただくと、頭の形に合わない作品の一例です。
前下がりが固定されているために、更に頭の形に合わせることができないのです。
(そういう意味では前さがり、サイドパーツは別付けになっている方が望ましいです)
カチューシャのカーブのラインも頭の形によってかなり違いがあるため、
カチューシャタイプのティアラを販売する前に、採寸してもらうようにするかとかちょっと悩み中です。。
(あ、これはEstherの話(^^;ゞ)
ビーズやコードのティアラでしたらこれほどは合わない!ということもないでしょうが、
やはりカチューシャのラインに合わせてティアラを作っていると思いますので、ベース型などきれいな弧を描かないお顔立ちの方は避けた方が良いかもしれないなぁとは思います。。。
もう一つ難しいなぁと思うのが、クラウン。
高さが低くて幅が広いクラウンなら比較的合わせやすいかと思うのですが、高さがあって煙突(?)のような
タイプのは結構難しいと思う。。
(白鳥にありがちですが、あれは羽根飾りとセットになっていることが多いのでまた違ってくるかと)
そう、何に使うか、、、にもよるんですが。。。

変。。。とまではいかないんですが、結局これを着けれそうな子がいそうになかったため、
デコせずじまいの作品なのです。
なにせ高さが一番高いところで6.5㎝、トルミさんの顔長の1/3もある
(言い換えれば、頭の大きさが3割増し!(><))
役柄によっては出番もあるかもしれませんが。。。

そういう意味でこれは私にとって、「デザインで選んだ失敗例」だったと思っています(--;
(何度も言うように、ティアラそのものがダメというわけではないですよ。
自分の使用目的にかなわないティアラを選んでしまったという意味での「失敗」です)
他にも写真ではよくても実際に付けてみると「合わない」と思うことがあり、
残念なことに実際の舞台でも「…(TT)」と思うものをお見かけすることが少なくないのでorz
何故そうなのか、もっともっと研究して詳しく説明してみたいところなのですが。。。
まぁこれは「私」の主観やセンス、というものも多分にあり、
それは全ての人に共通しているわけではないので、ルール、明文化するのはとても難しい。
ただ、Estherのティアラを素敵!と思って下さって、トルミさん達の着用画像を見て
「こんな感じのティアラをつけたい!」と思って下さる方には
イメージ通りの着用ができるようにお手伝いしたいと思っております。
今のところは試着、返品OK(送料はいただきますが)
カチューシャに関してはまだ試案中ですが頭のラインの型とっていただこうかなぁと。。。
(採寸も難しいですからね)
本当に納得いただけるティアラをお届けするための工夫も、色々考えていきたいと思いますので
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先生がいらっしゃるということで、慌てて片付けてたら色々作りたい物が。。。
(現実逃避ですハイ)
なんとかいろんなものをあっちにこっちに押し込んで、さぁそろそろ来られる頃!
スリッパを出そうと思ったら。
スリッパが1つしかないorz勿論1足に満たないという意味
犯人は・・・・!!!凸(゜Д゜#)
(→もちろん犯人は一人しかいません。そしてその一人は自分でもどこにやったかきっと忘れてる(爆))
お姉ちゃん達の参観日もあるからスリッパ買いに行こう。。。orz