流れから言うと、内容は「ストーン落ち対策その後(その3)」なのですが、検索しやすいように、タイトルは変えちゃいました。なんて親切w

何でカラーワイヤーで作るのか。そこが話の続きなわけで、塗装がダメならワイヤーそのものに色がついてりゃ大丈夫なんじゃないの?って考えたからです。

ただ先にも書いたように、軽銀線というのは着色していない生のアルミ線を寄りあわせた物。軽銀アートさんが実用新案をもっているので、作ろうと思えば作れないことはないのですが、軽銀アートさんから購入した物に限られています。
(これに関しては、軽銀線の作り方は教えていただけないのか?と問い合わせたことがあり、その時の返答として軽銀線は作ってはダメ、という回答があったといういきさつ有。)


自分で作ってもいいなら、カラーのアルミワイヤーを購入して寄りあわせて作ればイケるんじゃないの、と思ったのですが、人の権利を侵害してまで試してみたいとは思わない。

besuoまじめ人間ですから( ̄^ ̄ )エヘン

しかし、権利を侵害しない程度には色々やらせていただきまっせ( ̄^ ̄ )エヘン←悪

寄りあわせてないただのアルミワイヤーなら軽銀線ではない!(^皿^)



てなわけで、まぁせっかくなら軽銀細工でティアラを作る様子を見てみたいわ、と思っておられる方もきっとおられるでしょうってなわけで、ティアラができるまでの工程を全部お見せいたします。
カラーワイヤーと軽銀線の違いはもちろんあるのですが、代用はできなくもない、ということで。
ただし、私が当初期待したカラーの効果ははっきり言ってあまりありませんでした。
(叩くと中のアルミ生線の色が出てしまうため)
でもせっかく実験してみたから、目的としては失敗したけれど読者サービスってことで(笑)


では行きます♪
まずは揃えておきたい道具から。
2012-10-10 05.17.26
ハンマー、鉄の台、ペンチ各種、印しつけ用のペン、ヤスリ。
物差しとカッターは線の加工ではなく、線をつなぐカシメチップというものを作る時に使います。(次の記事にでてきます)
先の細いラジオペンチ以外は軽銀細工の講座を受けたら送られてきます。
先の細いラジオペンチは必需品ではないのかもしれないけれど、私にとっては細かい作業をするのになくてはならない必需品の一つです。
どの工具も特に高級なものは必要ありません。揃うなら100均の物で十分!

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まずはこんな感じ。。。という図案を描きます。今回はお試しなので非常に適当な簡単な図案です。
私が講座を開くときには、この図案というか、ティアラのデザインの仕方も盛り込みたいなとは思っていますが、今回はそこは割愛。。。

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そのままでは左右対称ではないので、トレーシングペーパーを使って左右対称図形にいたします。
イラストレーターとか使える人は大いに利用しちゃってください。
ここではなるべく原始的な方法で参りますw

2012-10-10 04.24.58
これだけの誤差がありました、ってことでww
線が汚くてごめんなさい(^^;パーツとパーツがつながるところはアルミ線の幅をこうりょしなければいけないので、ちょっと意識してグリグリしてあります。横着してそこら辺にあるペンを使ったからこうなったけれど、ペンは太めのをお使いになった方が後々の誤差が少なくてよろしいかと思います。

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今回使ったワイヤーはこちら。。。アーティスティックワイヤーのゴールド、1.5㎜です。
軽銀線の場合は1.0㎜を2本よりあわせたものを使うのですが、ワイヤーの場合2㎜はちょっと太くなりすぎる気がするので、1.5㎜を使用。強度的にはこれで十分。

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先程の図案に合わせてパーツを作ります。簡単に言うけれどこれが結構左右対称にちゃんと作ろうとすると大変。腕の見せ所です。でもワイヤークラフトなんかやっている方にとってはどってことないパーツかなぁ(*^^*)

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図案だけに合わせようとするとどうしてもずれるので、必ずパーツを重ねて同じ形になっていることをチェックします。

2012-10-10 04.44.42
原図を110%拡大コピーしたものを用意します。これが完成時の大きさになります。
逆に原図を完成サイズで書いた場合は90%に縮小して、パーツを作って下さい。(割合から言うと、拡大する場合は111%が正しいんだろうけど、別に110%でも大丈夫。。。細かいこといいねぇ)

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トントントンとハンマーで叩いて、拡大した図と同じようにパーツを作ります。叩きすぎると弱くなりますんで、全体に均一の厚さに、図と同じようになるように意識して作って下さい。
叩いてると少し形がゆがむので、少々の手直し&、先ほどと同じようにパーツを重ねて左右が同じ形になっていることを確認してください。



ここまでで第一段階終わり~。。
長くなるので続きます。次はこのパーツをつなぎ合わせるところですよ☆

丁寧にやれば時間はかかるけれど、作業自体はそれほど難しくないです。
軽銀線の方が単体のワイヤーより、成型しやすいかな。ピッとした直線や角のラインはワイヤーではちょっとやりにくく感じました。


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軽銀細工のティアラを作ってみたい方の参考になるといいなぁ。


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コメント一覧
  1. blank Lelilas より:
    SECRET: 0
    PASS: 44213d0ac1f34f070c99c82d6c1ca382
    ハンマーで叩いて
    均一な厚み&サイズにするのって、
    いざやってみたら難しそう〜!!
    私だったら多分、
    元の図案を描く時点で
    左右非対称になりそうです(苦笑)
    図案を拡大(縮小)コピーする割合を
    頭の中で考えるのにしたって、
    慣れるまでは大変な気がします。

    軽銀アート、極めるには
    細やかさと根性がいりますね。> <
  2. blank besuo より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Lelilasさん、早速コメントありがとうございます(*^▽^*)♪
    ビーズで作るティアラと違って、軽銀細工のティアラはパーツの形を揃えるという作業がちょっと難しそうに見えるかもしれませんね(^^;
    でも、これだけ几帳面に左右対称を徹底するのは、一応私がティアラを「売る」という姿勢で作っているからで、教室のためになんちゃってで大量生産したいときは木型というのを作って同じ形のものを手軽に、ほどほど適当に作ればいいのではないかと思っています。
    素材費がワイヤー+ストーンなので、ビーズよりも安価に作れますよ~♪
    そういう意味ではショップをやろうという私が言うのもなんですが、軽銀細工の作品は人の作品買うより自分で作る方が断然いい!
    もうちょっと続きますが、「へぇ~こんな風に作るんだ!」って楽しんでいただけたら幸いです(>▽<)☆

    ちなみに本家軽銀アートさんの講座では、プロフェッショナルコースからワイヤーを形作るようになるので、初級中級上級ではすでに形作ってあるワイヤーを叩いてつなげる方法各種を習います♪なので、多分そんなに難しくは感じないですよ♪
  3. blank HARU より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    きゃー!!
    すごい、すごい!!
    作り方、ものすごーく興味があったのですが、そこはほら・・・。
    お商売ですから、秘密ってやつかなぁと思っておりました。
    ほんとに、太っ腹なんだから❤
    作り方がわかったところで、この繊細な作業が私にできるはずはなく・・・(-_-;)
    でも、続きがものすごく、ものすごーく楽しみです。
    お仕事も忙しいでしょうから、あまり無理なさらないように。
    ぽちっとしときましたよ!besuo先生\(^o^)/
  4. blank besuo より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    HARUさん、こんばんは~☆
    わーい先生♪先生って言われてしまった~(>▽<)♪

    …こほん。それはおいといて。(-∀-ゞ

    HARUさんもティアラ作っておられますもんね♪実際に作るかどうかは別として、いろんな作り方見ると面白いですよね~♪
    軽銀ティアラは、ワイヤークラフトやっている人には敷居が低いと思います。
    普通のワイヤーとの一番の違いは次回のパーツのつなぎ方、と言ってもいいんじゃないかなぁ。
    次回も楽しみにして下さると嬉しいです☆(ついでに次回もポチを所望いたす。ww)

    お商売なんですが、特に秘密にしたいわけではないのです♪
    私自身は軽銀アートさんが構わないなら、全部公開してもいいんじゃないかと思ってるんです。(^^;
    作り方を公開したぐらいで誰でも簡単に真似できるようなものは逆に売ってはいけないと思うし。。。
    タカビーな言い方させてもらうなら、「マネできるもんならマネしてみやがれ!」って言えるぐらいでないと職人でないでしょう(笑)←あくまでもbesuo定義ですがw
    いや、私も現実はそこまですごいものを作っているわけではないですが、一応そういうとこを目指して頑張っているつもりなので、簡単なものぐらいならどうぞどうぞ見てやってください、作ってみてくださいてなもんです。面白いと思ってもらえたらむしろ嬉しいです(>▽<)☆
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