
今日の記事はティアラともショップとも何にも関係ないただの1個人のお話(あらかじめ断っておきます(爆))
モンペというとあのだぼっとしたズボンのような昔の作業着というイメージと
モンスターペアレンツ(直訳:怪物親)というイメージとどちらが先に思い浮かぶかで年齢が分かってしまいそうな気がしますが、、、
(Besuoはもちろん後者ですが(*´з`))
今回は後者の話。Besuoは中学生、小学生、幼稚園児の3人の子どもの母なのですが、昨日、とうとう「普通はそんなこと幼稚園に要求すべきではない」と頭で分かっていながら幼稚園にお電話してしまいました。。。(;^ω^)先に懺悔いたします
私も夫もクリスチャンなので、我が家はクリスチャンホーム、子どもたちも私のお腹の中にいるときから教会に通っています。
幼稚園ももちろん教会附属の幼稚園。クリスマスには年長さんが降誕劇(イエス様のお生まれになった時のお話(=クリスマス)の劇)をするのです。
お姉ちゃんたち二人が行った幼稚園は小さな幼稚園で1学年の人数も少なかったので、普通に一人一役で劇ができるのですが、末っ子のどちびくんの幼稚園は1学年2クラスあるので、降誕劇だけでは役が足らず、イエス様の誕生から十字架にかかるまでの生涯を全て演じるのが恒例となっています。
さて、どちび君は年長さんになって色々張り切って頑張ってきたわけですが、クリスマスの劇に関しても当然気合いが入っていまして、役決めの日には人気のある兵隊さん役をじゃんけんで勝ち取った!!と喜びながら帰ってきて去年のクリスマスの劇を何度も見ながら、練習が始まるのをワクワクと楽しみにしておりました。
そして、昨日、台本をもらってきた。
彼はようやくひらがなを読めるようになったぐらいなので、長い文章は意味が分からなかったらしい。「ママ、読んで」といそいそしながら持ってきたその台本の担当せりふを読み上げるとだんだん表情が曇っていく。。。
「ちがうよ、〇〇ちゃん(自分のことを名前でいう)こうやって(巻物を広げて読み上げるしぐさ)読む役なんだよ」
「え~?でもこのセリフはその場面のセリフじゃないよ?これはイエス様のお生まれになるときの話じゃなくて、後の方の十字架につけられる時のお話に出てくるときの役だよ?」
色々言葉を変えて説明するも、納得できない様子なので、去年の劇のビデオを見ながらどこの場面なのか説明することに。
いただいた出番のセリフは2か所あるのですが、1つはイエス様の弟子の一人(ユダ)が裏切ってお金をもらって兵隊をイエス様に案内するところ。
4人いる兵隊の中でお金の袋をもってユダに渡す、なかなか目立つ役まわりともいえる。
もう一か所は十字架につけられたイエスに向かって、「神の子なら降りて来てみろ」と侮辱するシーン。
去年の劇を見ながらここだよ、と説明すると、驚愕の表情で「・・・〇〇ちゃん、できない、、、(゚Д゚)」とつぶやいた。
でもね、一度役を決めたらちゃんとやらないと。みんながそうやってやりたくないからできないって言い出したら何もできないよ、と一生懸命諭すも
そうしなきゃいけないということは頭で納得できても、そのセリフを言わねばならないと考えただけでたまらない気持ちになるらしく、「〇〇ちゃん神様好きだからそんなことできない。。。」とポロポロポロポロ涙を流すorz
確かにな~。劇だから割り切りなさい、と言ったってこのまんまじゃ棒読みセリフを無理やり言わせることになってしまうし、、
役を代わりたいという子がいれば代わってもらえるかもしれないけど。。。とポロリと言ってしまったら、
「兵隊役をやりたいっていう子は他にも何人もいるから聞いてみる!先生に言って!!」と。
いやいやいやそれってお母さんが言ったら我が子の役が気に入らないから変更してくれって怒鳴り込むモンペと一緒やん!?!?( ゚Д゚)
それこそお母さんそんなこと言えないよーー!!(T_T)
・・・ですが、結局息子の涙に負けてしまった(;^ω^)
基本お母さんはもらった役はやるべきだと思っているから、どうしても誰かに代わってもらいたいということを先生にお願いするなら、どちび君もちゃんと先生にお話しするんだよ。と約束して幼稚園に電話をいたしました。
初めてのモンペ体験だ、うぉー(爆)番号押しながらの心の中の声
忙しい時間帯なのは分かっているから少しでも手短にできるように「これこれこういうわけで先生、どちびの話を聞いてやってくださいませんか」と前置きしてどちびに受話器を渡す。先生に兵隊さんを他のお友達に代わってもらえないかとお願いするどちび君。
先生と話している様子から、どちび君が先生を信頼していること、
先生がこのわがままなお願いをとりあえずちゃんと受け止めてくださっていること、
それでも思い通りになるわけではないかもしれないということを改めて親として念押ししておかなければならないな~と思いながら
良い先生で良かったぁと思った次第でした。明後日の個別懇談では結果がどうあれ、お礼を言わねば。
結果的には兵隊さんの役はものすごくやりたい子が多かったので、代わりたいと言ってくれる子はいると思う、ということで月曜日にまたみんなにお話をしてくださることに。
セリフの割り当ての時にあまり深く考えてなくてすみません💦と言われてしまってこちらも恐縮(><;
いえ、、先生、大人数でやる劇にそこまで気が回らなくても当然ですorz
なによりも本人が兵隊の役もらって大喜びだったんだし(爆)
イエス様を信じる者として自分の子どもがそういう役を泣き出すほど嫌がる、というのはちょっと嬉しくもあったけど、
そう言っちゃうと悪い役だから我が子にやらせたくないとお母さんが思っているという風に思われてはいけないから、ちょっとつけたし。
自分も十字架上のイエス様を罵るその兵隊さんと同じように、本当は救われるべき値打ちなどない者なんだ、ということをどちび君は分からないから、とにかくこんな役イヤだ!!になるのは仕方ないことだとしても。
本当はね。クリスマスは、そういう許されざる者が神様からの一方的な愛によって許されて、神様の子どもにしていただけるようになったんだよ、ということを感謝する日だからね。
いつかは兵隊さんの役のことも大事な役だと思えるようになって欲しいな、って思うのです。
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(ヨハネによる福音書3章16節)
役を代わってもらえるか代わってもらえないか、代わってもらえたとしてもまたイエス様を罵る役だったらどうすんだろう(後半の登場人物は殆どその役(爆))とか懸念は色々ありますが、これ以上モンペとして先生に負担をかけずに済みますようにorz
後日談:
結局どちび君が代わってもらったのは宿屋の主人役。
仲のいい女の子とペアで、家畜小屋に案内する役を頂いたのでした。めちゃくちゃ嬉しそうに報告してくれた(苦笑)
そしてこれまた偶然にもこの役は最後の最後で、
「こんな私たちのために、イエス様が来てくださったのです!」と言う締めの役があって、大きな声で堂々とセリフを言うどちび君を見て
「神様はこのようにどちび君の神様への思いに応えてくださったんだなぁ」と母は感慨深く思ったのでした。
そして、3月、牧師先生が転任することになり、幼稚園の先生方も見守る中でお姉ちゃん達と一緒に大好きな先生から洗礼を受けさせていただきました。
ただひたすら感謝。。。