ティアラの素材について(鍍金)

来年度レンタル開始に向けてFBやインスタグラムで新作ティアラをアップしていっています。

ティアラ単体の写真もいいけれど、やっぱり実際の着用イメージがないと魅力を感じていただけないかな?といろんな組み合わせ例を掲載していきたいと思いますので覗いて楽しんでいただけたら幸い( *´艸`)♡

2016110401↑FBページにリンクしてます☆

各パーツに分けて組合せて使うのはビーズ等他の素材のティアラでもできるだろうけど、

パーツを重ねて着けても浮き上がったりモタモタしたりしないのは、ヘアピンを直接刺せるほど薄く仕上げているEstherのティアラならでは(^_-)-☆
(勿論Estherのだって、石のあるところに重ねたら浮き上がっちゃいますが・爆)

 



ところで当店のティアラはコストや重量を抑えるためにベースに真鍮を使っています。

(ウェディングやプレゼント用など、価格を抑える必要がない場合は銀(silver925)を使って製作することもできます)

真鍮は「貧者(ひんじゃ)の金」という別名のように黄色の輝きを持つ金属なのでそのままゴールド代用として使うことも可能ではあるのですが、磨かないとくすんでいくという欠点があるので、ゴールド色のティアラは金(Au)で鍍金(メッキ)してもらっています。

 

ではシルバー色は?銀(Ag)で鍍金しないの?

銀(Ag)メッキは他の金属では真似できない明るい白色の輝きがとても美しいのですが(手元の鍍金見本を見ても、明るさがひときわ違う)真鍮同様、酸化で変色してしまうという弱点を持っています。

銀食器等をお持ちの方はご存知だと思うのですが、磨かないと黒っぽくなります。

あと、この白さが衣裳に使う「銀色」の装飾とは合わないことが多い。

衣裳に使う銀色ラメのブレード等も白っぽい色から黒っぽいものまで各種あるけれど、なんとなく私が見てきた範囲では白っぽい銀をあえて使う衣裳よりもちょっと落ち着いた色の銀を使っていることが多いように感じる。

衣裳の色にもよるだろうけれど白色の布でない場合、白いとそこだけ浮いてしまうことが多いからでしょうか。

(そこは衣裳の作り手に聞いて見なければ分からないけど)

ということで、銀色だけど銀(Ag)メッキは採用しない。

(数が揃って来たら色のヴァリエーションとして後々作るかもだけど)

 

では銀色の候補になる鍍金とは何かというと、安価なのはニッケル(Ni)。

パッチン留め等、安いアクセサリーの銀色はほぼ間違いなくこれだと思いますが、ニッケルは金属アレルギーを起こしやすい素材なので採用せず。

消去法でロジウム(Rh)という素材を使うことにいたしました。

ただ、ロジウム鍍金って書くと、なんとなくそんなに良いものって感じがしないんですよねぇ。。

だから、アクセサリー屋によってはロジウム鍍金のことをロジウムコーティングだとか、プラチナ仕上げだとか表示しているところもあります。

ロジウムコーティングはまぁおしゃれな語感というだけで間違っているわけではないでしょうが

プラチナ仕上げってのは、、、無いやろ(ーー;

確かにロジウムはプラチナの仲間(同じ白金族)だけどね。

売らんかな、のために違うものを一般によく価値を知られているから、という理由で別の名前で呼びたくは無いので、Estherではあくまでもロジウム鍍金はロジウム鍍金!
ただ、一般には高級アクセサリーにも施されている処理と同じですよ、ということを主張しておきます。悪しからず!

2016110302シルバー色は石もオーロラではない普通のクリスタルを使っているので、繊細で控えめな美しさって感じ?

ざっくり書いたから、なぜ鍍金にはプラチナではなくロジウムを使うのか、というようなことは書かなかったけど、興味がある方は「ロジウムコーティング」「プラチナ仕上げ」等で検索してみてください。

市販のアクセサリーを買う時の予備知識になるかも。

 

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 真鍮(貧者の金)の金色ってどんなのか知りたければ、5円玉(真鍮)をピッカピカに磨いてみてください(=゚ω゚)ノ☆

長期間維持できないのが残念だけど、とてもきれいな色です( *´艸`)♡

 

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