やりたいことが見えてしまうから仕方がないじゃないか。

ティアラ屋さんなのに相変わらず自分のティアラの話題をあげることができず悶々してた(><;
新しくお友達になったティアラ屋さん達の素敵な作品と進歩ぶりに気持ちは奮い立てど、なかなか思うようなものができず、ついつい後ろ向きさの漂う文章になっておりますが、考えてみれば初期の頃はもっとお恥ずかしい状態でも「備忘録なんだから!」とバンバン記事書いてたっけ、と思い出して、久しぶりにお恥ずかし画像ではありますがアップすることにいたします( *´艸`)

2015-11-30 12.45.37厳密に言えばティアラじゃないし(見ればわかる?(爆))
ティアラの中央部分のモチーフになります。
まだ各パーツをロウ付けしただけで、酸洗い処理も磨きもしていないから、薄汚い金属パーツです(;´∀`A)
一応解説しますと、今のところEstherのティアラは軽銀細工の方法をベースにしているので、ワイヤーで作ったフレームという部分にストーンやダイヤレーンをデコって装飾としているのですが、(これはこれできれいなので構わないんですが)
2015-11-30 13.05.21

こんな感じね。

でも接着剤を吟味したりワイヤーを使用したりすることで大分しっかり固定できるようになったとはいえやっぱり不満が残る。
ワイヤーも色々試してこれなら、と思う物を使っているけれど劣化すれば切れるだろうし、切れたら髪の毛に引っかかったり切れ端で傷つけたりということもあるでしょうし、、
構造はシンプルな方がいい。

だから、真鍮を使ってシンプルなティアラを作ってみる。2015-11-30 13.17.12線を鏡面に磨き上げてるので、キラキラしすぎない方がいい人はダイヤレーン無しでストーンだけ貼り付けてもいい感じかな。
でもこれだと線が細すぎる感があるので線を太くしよう。
そしてダイヤレーンを使わないのであればポイントのストーンは石座を使って留めるようにしたら?

・・・で、冒頭になるわけです。

 
 
簡単に言えばただそれだけのことなんだけど、石座探しにちょっと手間取ったのと、
実際石座をロウ付けするにあたりこの石座がすごく薄っぺらいもんだから、ちょっとした炎の加減であっという間に溶けて変形してしまう。
線が太い分、線が過熱される前に爪が解けちゃうんだなぁ( ノД`)シクシク…
超極細の炎が出せる酸素バーナーとかならできるんだろうか?さすがにボンベ置く場所なんてないからそこまでするつもりはないけど。(爆)
ティアラ全体作ってから石座の段階でダメにしてしまうという悲しい経験を何度も積んで、とりあえずここまではできた。

さて、これがそのまま製品化できるかと言ったら、まだティアラとして全部作れるのかとか細かい部分ちゃんと磨けるのかとか、こんなに凹凸が多くて全体にメッキをかけることができるのかとか問題山積。
もはや、作り手の意地みたいなもんなのかな(^^;

 
バレエのティアラとして求められているものとは全く別次元のチャレンジだということは100も承知なれど、
実際これがお客さんのニーズとしてあるのかどうかということはさておきということも重々分かっちゃいるけれど。

実際そこに自分のやってみたいことの兆しが見えるんだから、仕方がないじゃない?(^^;

2015-11-30 12.50.16チャトンの輝きは、フラットバックとはまた違った奥行きが美しい。

 
こんな感じだから、ますます1点1点に手間暇かかることになるので、販売はもうやめようと考えています。
特に期限がなく、急がなくていいと言ってくださってるお客様には「仕様が一段落したら」でお引き受けしていますが、これがうまくいったら今まで通りフラットバック+ダイヤレーン版とチャトン+鏡面磨き版とどちらが良いかもう一度お聞きした上で作らせていただいて、後はもうオーダーは受けず、レンタルオンリーにするつもり。
(勿論試着していただいた上で微調整やカラー変更が必要な場合は都度作るという方針は変わらず)

いきなり販売中止というのも面食らわれてしまうと思うので、本日からお客様の必要度でしばらくはご相談させていただきますが、レンタル用がある程度揃い次第完全終了させていただくということでよろしくお願いいたしますm(__)m💦
ブログに書いて、自分自身の踏ん切りとする。(爆)

余談ながら、明日が誕生日なので、今日が41歳最後の日。この一年間、よく頑張りました!
自分で自分をほめて、また明日から頑張ります(*´з`)♪
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